こんにちは、ゼロカーボン推進窓口事務局です。
沖縄市は、2050年までに二酸化炭素(CO₂)を実質排出ゼロとする「ゼロカーボンシティ」に挑戦することを宣言しています。
その一環として、2026年1月24日(土)、コザ運動公園武道館において「沖縄市ゼロカーボンフェスティバル」を開催しました。
今回は、その当日の様子を皆さまにご報告いたします!

沖縄市ゼロカーボンフェスティバルについて

沖縄市ゼロカーボンフェスティバルは、地球環境やゼロカーボンについて、知識として知るだけでなく、体験を通して身近に感じてもらうことを目的としたイベントです。
会場には、さまざまな体験ブースや展示が並び、子どもから大人まで、およそ2,000人が来場し、思い思いに楽しむ姿が見られました。


フェスティバルのテーマは、「見て、聞いて、楽しくエコ体験
環境やエネルギーについて、実際に目で見て変化を感じ、話を聞いて理解を深め、体験を通して楽しみながら学んでもらうことをねらいとしています。

今回は、フェスティバルの数ある企画の中から、「見て」驚き、「聞いて」納得し、「体験して」学べる取組みとして、Mr.カガックによるゼロカーボン実験ショーと、㈱IKUSAによるSDGsアドベンチャーをご紹介します!

空気とエネルギーを“目の前で”学ぶ-Mr.カガックによるゼロカーボン実験ショー-

ステージで多くの来場者を引きつけていたのが、Mr.カガックによるゼロカーボン実験ショーです。

ショーは、温室効果ガスである二酸化炭素について知るため、私たちの身の回りにある「空気」について学ぶところからスタートしました。

空気の成分についての説明のあと、液体窒素を使った実験では、風船が一瞬でしぼみ、葉っぱが触れただけで凍ってしまいます。 「えっ、なんでこんなに風船が小さくなるの?」
と、目の前で起こる変化に、子どもたちは身を乗り出して見入っていました。

続いて、二酸化炭素は圧力をかけると液体になり、圧力がかからなくなるとすぐに固体(ドライアイス)になること、また、酸素は液体になると淡い青色をしていることが紹介されました。

「空気って、色があるんだ!」

見えない存在だった空気が、状態や色の変化を伴って示されることで、理解が深まっていきます。


ショーの後半では、自転車発電を用いた実験が行われました。
自転車の後輪に発電機を接続し、ペダルを漕いで後輪が回ることで発電する仕組みです。
豆電球は、速くたくさん漕がないと明るくならない一方で、LED電球は、ゆっくり少し漕ぐだけでも明るく点灯します。

「つかれるのに、あんまり明るくならない…」
「LEDのほうが楽なのに明るい!」

体験を通して、使用する機器によって必要なエネルギーが異なること、そしてエネルギーを無駄なく使うことの大切さを実感できたようです。

さらに、水素の力でロケットを飛ばす「水素エネルギーロケット」の実験も披露されました。
水から作ることができる水素は、エネルギーとして使うと元の水に戻る次世代のクリーンエネルギーです。手回し発電で水素を作り、そのエネルギーでロケットが音を出しながら飛ぶ様子に、声を上げて驚きながら、エネルギーを”体感”できました。

遊びながら考える「ごみ」と「CO₂」-㈱IKUSAのSDGsアドベンチャー-

会場内で特ににぎわいを見せていたのが、㈱IKUSAのSDGsアドベンチャーです。
ここでは、遊びを通して環境について考える2つのプログラムが展開されました。

ポイポイ島

「ポイポイ島」は、ごみ分別を通じて、住み続けられるまちづくりについて学ぶことを目的とした体験型ゲームです。
参加者は、地面に散りばめられたペットボトルやビン、アルミ缶などのごみを拾いながら、それぞれが「どのようなモノに生まれ変わるのか」を想像し、イラスト付きの箱に分別していきます。

特徴的なのは、単に「燃える・燃えない」「資源ごみ」といった分別で終わらない点です。
Yシャツや自動車などのイラストが描かれた箱を前に、
「このごみは、どんな形で再利用されるのだろう」
「分別すると、その先で何が起こるのだろう」
と、資源が循環していく流れまでを考えながら進めていきます。

「これ、Yシャツになるんだ!」
「じゃあ、こっちは車かな?」

そんな声が飛び交い、子どもたちは自然と、ごみと資源の関係に目を向けていました。
長さや種類の異なるトングの中から、自分に合ったものを選んでごみを拾うなど、遊びの要素を楽しみながら集中して取り組む姿が印象的でした。

シーオー島

「シーオー島」は、気候変動の現状を知り、今からできる具体的な対策を考えることをテーマにした体験型ゲームです。
参加者は、エコボールを投げて、回転する9つのパネルを反転させ、「カーボンニュートラルの達成につながる行動」に変えていきます。

パネルには、日常生活の中でのさまざまな行動が描かれており、それらを環境に配慮した行動へと変えることで、CO₂削減量に応じた「星」を集めていく仕組みになっています。

「電気をこまめに消すと、星がもらえた!」
「これ、家でもできそうだね」

短時間の体験ではありますが、「カーボンニュートラル」という言葉の意味や、自分たちの行動が環境に与える影響について、楽しみながら考えるきっかけが生まれていました。
遊びを通して、日常生活とCO₂削減が結びついていく様子が、参加者の反応からも感じられました。


体験を通して、心に残る一日

Mr.カガックによるゼロカーボン実験ショーも、㈱IKUSAのSDGsアドベンチャーも、共通しているのは、体験を通して、楽しみながら自然に気づきが生まれるという点です。

見て、聞いて、体を動かして楽しむ中で、エネルギーの大切さや、資源を無駄にしないこと、二酸化炭素(CO₂)を減らす工夫が、少しずつ、参加者の心に残っていったものと思います。

次回以降のコラムでも、フェスティバルの出展に触れながら、ゼロカーボンに関わるテーマについて取り上げていきますので、ぜひご覧ください。