こんにちは、沖縄市ゼロカーボン推進窓口事務局です。
「電気代が年々高くなっている気がする」
「省エネや再生可能エネルギーに関心はあるけれど、何から始めればいいのか分からない」
こうした声を市民の皆さまから多くお聞きします。
ゼロカーボンという言葉はよく耳にするものの、実際の暮らしの中で何ができるのか、どこに相談すればよいのか分からず、悩まれている方も少なくありません。
沖縄市ゼロカーボン推進窓口では、そのような市民・市内事業者の皆さまの相談機会を拡げるため、市役所にて月例の「省エネ・創エネ個別相談会」を開催しています。
今回は、当窓口で実施している個別相談会の内容や、実際に寄せられている相談についてご紹介します。
省エネ・創エネ個別相談会とは?
当窓口が市役所内で月に一度開催している個別相談会は、省エネや再生可能エネルギーにすでに取り組んでいる方、これから検討したいと考えている市民や市内事業者を対象としています。
開催場所は市役所内で、詳細は市の広報や本サイトで事前にご案内しています。毎月第3金曜日の13時から17時まで開催しており、今年度はあと2回、1月16日と2月20日に実施を予定しています。
事前予約の方を優先してご案内していますが、予約状況については本サイトの各月の相談会案内ページで随時更新しており、来庁前に確認できます。

本相談会の特色
当窓口が相談対応において大切にしているのは、中立的な立場で、分かりやすく情報を整理することです。
特定の事業者や商品を勧めることはなく、国や業界団体が公表している資料など、信頼性の高い情報をもとに説明を行っています。
また、「太陽光発電とはどのような仕組みなのか」「どんなメリットがあるのか」「光熱費を下げたいが、何から始めればよいのか」など、基本的な疑問から相談することができます。
「まだ具体的に検討している段階ではない」「まずは話を聞いてみたい」という方でも、遠慮なくご相談いただけます。
加えて、予約の有無にかかわらずご来場いただけるのも特徴です。
しっかり時間をかけて相談したい方は事前予約で相談枠を確保でき、市役所での用事のついでに「少し話を聞いてみようかな」という方は、予約なしでの立寄りも可能です。
市民から寄せられた実際の相談例
相談会では、さまざまな内容のご相談をいただいています。
例えば、「太陽光発電について、仕組みから教えてほしい」という相談では、国の資料を用いながら、発電の仕組みや、導入方式(自己所有やPPA等)の違い、費用感の目安などを丁寧に説明しました。
また、「光熱費が上昇しており、少しでも抑える方法が知りたい」という相談に対しては、環境省が提供している「うちエコ診断WEBサービス」を活用しながら、相談者のライフスタイルに合った電気代削減策を一緒に整理しました。

すでに太陽光発電設備を設置している方からは、「蓄電池の導入を検討しているが、どのくらいの容量が適切か」という相談も寄せられました。世帯構成や日常の電気の使い方を伺ったうえで、容量選定の考え方についてアドバイスを行いました。
そのほか、「施工業者からパワーコンディショナーの交換を勧められているが、すぐに必要か。故障すると電気が使えなくなるのか。第三者の意見を聞きたい」といった、セカンドオピニオンを求めての相談もありました。このケースでは、(相談者の設備構成の場合)パワーコンディショナーが故障しても電力会社から購入する電気は使用できることを説明し、必ずしも急いで交換する必要はない場合もあることをお伝えしたところ、安心された様子でした。

このように、個別相談会は「すぐに何かを決める」ことを目的とするのではなく、主に疑問や不安を整理し、自分に合った選択肢を考えるための時間として、市民のみなさまに活用されています。
おわりに
ゼロカーボンに向けた取組みは、特別な知識や大きな決断が必要なものばかりではありません。
まずは「知ること」「話を聞いてみること」から始めることが大切です。
皆さまの相談会へのご来場をお待ちしています。
また、沖縄市ゼロカーボン推進窓口では、今回ご紹介した個別相談会に限らず、市民のみなさまからのお問合せを受け付けています。
光熱費のこと、住まいの省エネのことなど、気になることがあれば、どうぞお気軽に下記連絡先までご相談ください。
関連ページのご案内
・【1月】省エネ・創エネ個別相談会開催のご案内

