こんにちは、沖縄市ゼロカーボン推進窓口事務局です。

沖縄市は、2050年までに二酸化炭素を実質排出ゼロとする「ゼロカーボンシティ」に挑戦することを宣言しています。 その一環として、去る2024年10月13日(日)に沖縄こどもの国で開催された「令和6年度沖縄市ゼロカーボンフェスティバル~みんなで話し、考え、つながる環(わ)~」に当窓口も参加し、ブース出展を行いました。今回は、そのイベントの様子を皆さまにご報告いたします!

令和6年度沖縄市ゼロカーボンフェスティバルについて

本フェスティバルは、ゼロカーボンアクションへの興味・関心を高める市民参加型のイベントとして、秋晴れの爽やかな空の下、市内の沖縄こどもの国で開催されました。本フェスティバルには、企業や団体、教育機関など市内外の総勢26団体がブース出展し、ゼロカーボンアクションに関連するさまざまな体験プログラムやパネル展示を行っていました。

また、ステージイベントでは、コザ小学校児童による「コンポスト」活動発表や、沖縄市ゼロカーボンシティロゴマークの表彰式などが行われ、多くの来場者で賑わいました。 私たち沖縄市ゼロカーボン推進窓口も、当市のゼロカーボンシティ実現に向け、多くの来場者の皆さまにゼロカーボンアクションへのきっかけを提供するため、ブースを出展しました。

ゼロカーボンシティロゴマークの表彰式の様子
ゼロカーボンシティロゴマークの表彰式の様子

沖縄市ゼロカーボン推進窓口の出展内容

当窓口では、環境に優しいエネルギーについての体験や、先端技術に触れる機会の提供を通じて、来場者にゼロカーボンの重要性を楽しく理解していただけるよう、体験プログラム・展示を用意しました。私たちのブースでは、①自転車発電の体験会、②電動アシスト自転車試乗体験、③太陽光パネル・蓄電池の展示を行いました。

自転車発電の体験会

自分の身体を使ってエネルギーを生み出す体験を通じて、エネルギーの大切さや省エネの重要性を啓発するために、自転車発電の体験会を実施しました。自転車の後輪に発電機を接続し、ペダルを漕いで後輪が回ると発電する仕組みです。

自転車発電体験会コーナー
後輪に取り付けられた自転車発電機

通常サイズの自転車には、シャボン玉を発生するバブルマシンを接続し、一定以上のペースでペダルを漕ぐと、シャボン玉が空に舞い上がるようにしました。

自転車発電体験(シャボン玉)の様子

小さな子ども向けの自転車には、電球を接続し、ペダルを漕ぐ速さに応じて明るく点灯するようにしました。参加した子どもたちは、自分の力で電球が輝く様子に目を輝かせ、バブルマシンからシャボン玉が飛び出すたびに笑顔を見せていました。

実際に体験された参加者の皆さまからは、「ペダルを回して電気を作るのがこんなに大変だとは思わなかった」「自分の力で電気を作ってシャボン玉を飛ばせるなんて感動した」といった感想が寄せられ、楽しみながらエネルギーの大切さを実感していただけました。

電動アシスト自転車試乗体験

株式会社JOeBテック様(沖縄県うるま市)のご協力により、園内のスロープをコースとして、電動アシスト自転車の試乗体験を行いました。株式会社JOeBテックでは、「いかに環境負荷を減らしてものづくりができるのか」を追求しながら、電動モビリティのOEM専門工場を運営しています。同社が製造する電動アシスト自転車は、1回の充電で最長1,000kmを走ることができる回生電動アシストシステムを搭載しているのが特徴です。そのスタイリッシュなデザインと快適な乗り心地で、多くの来場者の関心を引きつけました。

試乗体験で使用した電動アシスト自転車
電動アシスト自転車に試乗する来場者

試乗した参加者からは、「普段自転車には乗らないが、坂道もこんなに楽に走れるとは思わなかった」「環境に優しく、健康にも良い乗り物だと感じた」といった声が聞かれ、試乗体験を通じて、環境負荷の少ない移動手段への関心をもつ機会を提供できました。

太陽光パネル・蓄電池(模型)展示

このほか、再生可能エネルギーの理解を深めていただくために、太陽光パネルと蓄電池(模型)を展示しました。従来型のシリコン系パネルに加え、最新の技術であるペロブスカイト型太陽電池も紹介しました。ペロブスカイト型太陽電池は、薄くて柔軟性が高く、建物の壁や窓にも設置可能な次世代の太陽電池として注目されています。また、家庭でのエネルギー自給を可能にする蓄電池についても、模型を展示するとともに、その仕組みや利点を紹介しました。

太陽光パネルの展示コーナー

来場者の皆さまからは、「こんなに薄い太陽電池があるなんて驚き」「家に設置できたら電気代の節約になりそう」といった感想が寄せられ、再生可能エネルギーへの興味・関心の高さを感じました。また、非常時の電源確保としての蓄電池の有用性について、ご質問もいただきました。

さいごに

今回、本フェスティバルへの出展を通じて、多くの市民の皆さまと直接お話しし、ゼロカーボンシティ実現に向けての取組みを共有できました。エネルギーの大切さや環境に優しい技術について、楽しみながら学んでいただけたのではないかと思います。

今後も、沖縄市ゼロカーボン推進窓口では、市民の皆さまとともに持続可能な未来を築くために、さまざまな活動を展開してまいります。イベントや情報発信を通じて、ゼロカーボンの実現に向けた取組みを進めていきますので、引き続きご理解とご協力をよろしくお願いいたします!

当窓口の出展ブースの様子