こんにちは、沖縄市ゼロカーボン推進窓口事務局です。
光熱費が高騰を続ける昨今、「できるだけ光熱費を抑えたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、家庭で使う電気やガスの量を見直すことは、家計の負担を軽くするだけでなく、二酸化炭素(CO₂)の排出を減らすことにもつながります。これは、地球環境に配慮したやさしいライフスタイルの一つです。
沖縄市では、2050年までにCO₂の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指しています。ゼロカーボンとは、できるだけCO₂を出さない工夫を重ね、どうしても排出される分は、植林や森林管理で吸収されるCO2と相殺して、全体として排出をゼロにしていこうという考え方です。
沖縄市ゼロカーボンフェスティバル(2026年1月24日開催)では、楽しみながらエネルギーに触れ、CO₂削減のヒントを学べるさまざまな展示や体験ブースが並び、多くの方が訪れていました。
今回はその様子も振り返りながら、エネルギーを上手に使うための3つの考え方「省エネ・創エネ・蓄エネ」をご紹介します。

エネルギーとCO₂の関係
そもそも、エネルギーとCO₂はどのような関係にあるのでしょうか。
電気やガス、ガソリンなどのエネルギーは、私たちの暮らしを支える欠かせない存在です。一方で、エネルギーをつくり、使う過程では多くのCO₂が発生します。
CO₂排出を減らすポイントは、エネルギーを「使わないこと」ではなく、「使い方を見直すこと」です。 その柱となるのが、省エネ・創エネ・蓄エネの3つの考え方です。
「省エネ」:使うエネルギーを減らす取組み
省エネとは、必要な快適さを保ちながら、エネルギーのムダを減らすことです。
たとえば、
・使っていない部屋の照明を消す
・冷暖房の設定温度を見直す
・省エネ性能の高い家電を選ぶ
このような小さな工夫の積み重ねで、家庭全体のエネルギー消費をぐっと減らせます。
フェスティバル当日、会場の迫力あるBGMを担当してくれたのは沖縄市のオーディオメーカー有限会社 知名御多出横(ちなオーディオ)です。
シンプルな形の職人手作りのスピーカーは、音にこだわっていることに加え、省電力でエコな製品です。


「創エネ」:エネルギーを自分でつくる取組み
創エネとは、家庭や自治体が自分でエネルギーを作ることです。CO₂を出さないクリーンエネルギー(風力、地熱、燃料電池など)を活用して作り出すのがポイントです。
太陽光発電はその代表例で、屋根に降り注ぐ太陽の光を電気に変えています。
フェスティバルでは、出展者がさまざまな「創エネ」の展示や体験を提供しました。
株式会社宜野湾電設の展示は柔らかく曲げられる太陽光パネルや路面設置型のパネルを展示し、実際に太陽光を使って電気がどのように作られるかを学ぶことができました。
屋外のコザ信用金庫のブースでは自転車を漕いで発電し、作った電気がエネルギーとなり、シャボン玉発生装置を始動させる体験ができました。


沖縄電力株式会社では、クイズや手回し発電の体験を通して、電気がどうやって作られ、私たちの家や学校に届くのか、自然エネルギーと地球温暖化について楽しく学べました。
また、パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、手回し発電で鉄道模型を動かす体験を通じて、家庭での電気の使い方や省エネの大切さを実感できる内容でした。 こうした体験を通して、普段何気なく使っている電気も、作るのは意外と大変だと実感できます。CO₂を出さずに作った電気を有効に活用することは、ゼロカーボンの実現に向けた大切な一歩です。


「蓄エネ」:エネルギーをためて活かす取り組み
蓄エネとは、作った電気や使わなかった電気をためて、必要なときに使うことです。
蓄電池を使えば、夜や停電時でも電気を利用できるようになります。たとえば、昼間に作った太陽光の電気を蓄電池にためて夜に使うことで、エネルギーを無駄なく活用できます。
フェスティバルでは、EV(電気自動車)を使ったワークショップも行われました。ここではEVに蓄えられた電気を取り出して、レコードをかけたり、電球を点けたりする体験ができました。
EVはガソリンを使わず電気で走るため走行中にCO₂を出さず、さらに車内に電気をためておくことも可能です。V2H(ブイ・ツー・エイチ/Vehicle to Home)を活用すれば、EVに蓄えた電気を家庭で使うこともできます。普段は移動手段として使うEVも、災害時には家やスマホに電気を届ける頼もしい非常用電源になるのです。 創エネと蓄エネを組み合わせることで、電気を効率よく使いながら、いざというときにも安心できる暮らしを実現できます。


今日からできるゼロカーボン
省エネで「使う量を減らし」、
創エネで「CO₂を出さずに電気を作り」、
蓄エネで「無駄なくためて活かす」。
この3つの取組みを少しずつ生活に取り入れることで、私たちの暮らしは自然とゼロカーボンに近づきます。
何かを我慢したり無理をしたりする必要はありません。できそうなことから少しずつ、それぞれのペースで取り組むことが大切です。
省エネ・創エネ・蓄エネの工夫は、どれもやってみる価値ありです。まずはできそうなことから、気軽に取り組んでみませんか?
沖縄市ゼロカーボン推進窓口では、省エネや創エネ・蓄エネの取り組みを検討する際の相談や情報提供も行っています。
一人ひとりの小さな行動が、未来の沖縄市の心地よい暮らしにつながる。そんな輪が少しずつ広がっていくことを願っています。
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